iPhoneのメッセージアプリを使っていると、メッセージの吹き出しの色が、青色の時と緑色の時があることに気づきます。
相手によって青色の吹き出しになったり、緑色の吹き出しになったり、または同じ相手でも青と緑の吹き出しが混在している場合もあります。
このメッセージアプリの青と緑の吹き出しの色の違いは何なのでしょうか?
今回はそんなメッセージアプリの吹き出しの色の違いについて説明したいと思います。
青色の吹き出しはiMessage
iPhoneやiPad、Macなど、アップル製品同士でメッセージアプリの送受信をすると、iMessageというアップル独自のチャット機能でメッセージが送受信されます。
iMessageで送受信されたメッセージは、青色の吹き出しで表示されます。
iMessageでは、テキスト、写真、ビデオを送信することができ、メッセージは暗号化して送られます。
データ通信を利用してメッセージが送受信されるので、別途メール料金のような料金はかかりません。
緑色の吹き出しはSMS/MMS
メッセージをやり取りする相手がアップル製品ではない場合、SMSまたはMMSというメール機能でメッセージが送受信されます。
SMS/MMSで送受信されたメッセージは、緑色の吹き出しで表示されます。
SMS/MMSでは、メッセージの暗号化は行われません。
SMSとMMSの違い
SMS
SMSとは「ショートメッセージサービス」の略で、電話番号を使ってメッセージを送受信します。
件名や画像を送信することはできません。
iPhoneの場合、全角で70文字送ると3円の通信料がかかってきます。最大で全角670文字まで文字や絵文字を送信することができ、その場合の通信料は30円となります。
MMS
MMSとは「マルチメディアメッセージングサービス」の略で、キャリアメールを使ってメッセージを送受信します。
件名や画像、動画なども送信することができます。
文字数に制限はありません。
またデータ通信を利用してメッセージが送受信されるので、別途料金はかかりません。
吹き出しが青色と緑色が混ざる時があるのはなぜ?
アップル製品同士でメッセージをやり取りすると、前述の通りiMessageのチャット機能が使用され、青色の吹き出しで表示されるはずです。
しかし、iMessageの表示に混ざって緑色の吹き出しが表示されることもあります。なぜでしょうか?
実はメッセージ受信側の電波状態が不安定だった場合、iMessageのチャット機能ではなく、キャリアのサーバーを利用しSMS/MMSでメッセージを受信することがあるからです。
そのため、相手が同一人物であっても、吹き出しが青色や緑色で表示されることがあります。
まとめ
アップル製品同士ではアップル独自のチャット機能iMessageでメッセージが送受信され、青色の吹き出しで表示されます。
電話番号やキャリアメールを使ったメーセージの送受信では、キャリアのサーバーを介し、SMS/MMSという機能でメッセージが送受信され、緑色の吹き出しで表示されます。
青色の吹き出しで受信した時は「相手もアップル製品を使っているんだな」ということが分かります。
それではみなさん、よいメッセージライフを!
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